2023年02月26日

日記「向田邦子を読む」

2023年2月26日(日曜日)

日記「向田邦子を読む」


 読書が「聞く書」に変わって、もう二十年以上経ちました。

 目から入る情報がない分、よく「聞く書」をしていますが、イメージを広げる事が大分上手になったようです。朗読をSDカードに沢山詰め込み、いつもバッグに入れてお出かけです。
手のひらに乗るくらいの再生機ですが、容量の大きいSDカードには本が30冊以上入るので、私は朗読の他に音楽や落語まで詰め込んでいます。


「暇つぶし名人」と言われる程、どこでも自分の世界に入り込むことが出来るのは便利です。

 沢山読んだ後の清涼剤は、向田作品が一番です。

 突然台湾で命を落とした向田さんは、没後40年を過ぎた今も読み継がれ、また、新しい読者も広がっているとのことです。
先日、爆笑問題の太田光さんの著書「向田邦子の陽射し」を読みました。彼が向田さんへ寄せる思いが伝わってきました。

向田作品は何度読み返しても、その都度発見があり嬉しくなるのです。
「あ・うん」の冒頭の部分が大好きです。

ぜひ、読んで欲しい一冊です。
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2023年02月23日

日記「川島昭恵さんの朗読会、素晴らしかったです」

2023年2月23日(木曜日)

 久しぶりに川島さんを亀有にお招きして朗読会を開くことが出来ました。

 初めて藍ホールに出演していただいた時の「おかあさんの目」からスタートです。
「おかあさんの目」は短い話しですが、川島さんのお母さんの声と女の子の声が何とも言えない温かな空気を会場に広げてくれます。

ご挨拶の後、二作。

 安房直子作「ひぐれのお客」の楽しかったこと!裏地屋さんに黒いマントの裏地を買いにきた猫の噺です。
見えなくなって色と離れてしまった私は、「どんな色ですか?」と聞かれると、「トマトや林檎や苺」と色を分かってもらう苦労をします。「真っ赤」は難しい色です。ひぐれのお客の猫が「薪で燃えるストーブの赤い色」と言うのですが、うまいなと思いました。
川島さんの猫の声で動きや表情まで見えてきたのです。

 最後は新美南吉の「うた時計」でした。

 初めて川島さんの朗読を聞いた方も素敵なファンタジー川島ワールドに触れて、皆さん笑顔いっぱいでした。

 ご参加の皆様、有難うございました。


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2023年02月18日

日記「言葉ひとつで丸くなる」

    2023年2月18日(土曜日)

    日記「言葉ひとつで丸くなる」

「どうぞお座り下さい」と譲って下さった時には、一駅でも遠慮なくお礼を言って座らせていただきます。

 先日、二人分座れるように譲って下さった方に、降りる時「有難うございました助かりました」と言うと、「お互い様よ」とやさしい声で返して下さいました。ちょっとしたことですが、気持ちのいい物です。

以前、車内が混んでいたので、立っていると、いくつか駅を通り過ぎてから、「気がつかずに失礼しました。どうぞ」と席を譲ってくれたのは、若い女性でした。携帯を見ていたらしく、前に立っていた私が見えなかったのでしょう。

 言葉は人間だけが使う大切なコミニケーションです。つい、言葉足らずになってしまいがちですが、気付いたら直したいですね。
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