2023年2月23日(木曜日)
久しぶりに川島さんを亀有にお招きして朗読会を開くことが出来ました。
初めて藍ホールに出演していただいた時の「おかあさんの目」からスタートです。
「おかあさんの目」は短い話しですが、川島さんのお母さんの声と女の子の声が何とも言えない温かな空気を会場に広げてくれます。
ご挨拶の後、二作。
安房直子作「ひぐれのお客」の楽しかったこと!裏地屋さんに黒いマントの裏地を買いにきた猫の噺です。
見えなくなって色と離れてしまった私は、「どんな色ですか?」と聞かれると、「トマトや林檎や苺」と色を分かってもらう苦労をします。「真っ赤」は難しい色です。ひぐれのお客の猫が「薪で燃えるストーブの赤い色」と言うのですが、うまいなと思いました。
川島さんの猫の声で動きや表情まで見えてきたのです。
最後は新美南吉の「うた時計」でした。
初めて川島さんの朗読を聞いた方も素敵なファンタジー川島ワールドに触れて、皆さん笑顔いっぱいでした。
ご参加の皆様、有難うございました。