しばらくお休みしていたブログ再開します。
8月31日から9月5日まで北海道に行っていました。飛行機ではなく函館までの新幹線に乗って本州から北海道に渡りたかったのです。2017年8月31日13時30分頃、初めての北海道への一歩です。もちろん新幹線の中からですけど。見えない私がどんな物を見つけたのか、少しづつこれからUPしますので、お楽しみに!!
出発する二日前、青山シナリオセンターで未来の脚本家の卵の皆さんの前でお話をさせていただく機会を得て、私の日常や工夫したこと等お話しました。
例えば、街に出るとあちこち点字の表記された場所があるようですが、どこに点字があるのか分からないのが、障害者で、そこに点字があるのをすぐ見つける人は見えている人だからです。そして、新幹線のトイレのことも話しました。一人旅では、食べることより、大切なのが、トイレです。公共のトイレは何故か、水洗ひとつ取っても、様々で、ボタンあり、レバーあり、どこにもないタイプもあったり・・・。さあ困った!とあわてるひとも多いと思います。だって、自分の周りには絶対ない仕掛けがしてあるんですから。高齢者で視力が少し低下している人にはやさしくないトイレです。公共のトイレはどこもある程度足並みを揃えていただきたい。
すると新幹線設計者は胸を張ってこう言うでしょう。
「私どもは、視覚障害の方々にトイレの使用方法を丁寧にドアに点字でお知らせしていますよ」なーんて。
必要に迫られていくのがトイレ、あまり早々出かけて入ってから、ゆっくりドアの点字を触って「ふむふむ、なるほど」と読むでしょうか?とんでもない、だいたい、トイレの壁を触りたくないという人が多いんです。
なるべくシンプルに誰でも分かるトイレにしてくださーい!
便利になればなるほど、不便になるってこともあることを研究者の方は知って欲しいです。
「表参道シナリオ日記」の小林先生のブログもチェックしてみて下さい。
「軽井沢朗読刊だより」が7月に出版されました。
自費で朗読を楽しめる場所を軽井沢に設立された、元NHKエグゼクティブアナウンサー青木裕子さんの軽井沢に朗読館を建てるまでの経緯、そして7年間の歩みをしなやかな文章で綴られたエッセーです。
「軽井沢朗読館」でチェックしてお申込み下さい。
本の表紙の青木さんの朗読している写真は、なんと見えない私の撮影です。最近写真を撮ることが楽しくなっています。まあ、時代は、見えない人が運転出来るようなことが起こる時代ですから、写真も練習すれば、心の眼でシャッター押せますよね。
では今日はこの辺で・・・。
9月10日(月曜日)