2022年10月28日

日記「ほろ酔い気分でキッチン」


2022年10月28日(金曜日)

日記「ほろ酔い気分でキッチン」

 毎週、週刊文春に連載の平松洋子さんの「この味」を読んでいます。 フードエッセイの中に平松さんのユーモアのセンスが光ります。

 今週は、ワインでほろ酔い気分になってキッチンに立つと、料理のアイデアが浮かび、楽しい気持ちで作ることが出来るとあります。

 普段から、台所では笑顔で作るのと、怖い顔で作るのとでは、味も違うと聞いたことがあります。ご機嫌な音楽を聞きながらキッチンでステップしながらの食事作りにしたいと思います。

 ゆとりのある時には出来るかも知れませんが、時間に追われていたりすると、笑顔でゆったりとはいかないものです。

 子育ての頃は、一週間の献立を作って冷凍して保存したりしていましたが、それは、見えていた時代の事で、見えなくなってからは、毎日の食事作りが大変でした。

 冷蔵庫の残り野菜や、昨日の残った食材を思い出しながら、余分に作らないように工夫していました。冷蔵庫は、毎日触って確認することが必要だと思います。

 習うより慣れろとはよく言ったもので、見えない料理人も、それなりに自分の献立を作るようになりました。「それなりに」とは、私には有難い言葉です。

 ちなみに、私が料理をする時に照明は不要です。暗闇でも明るくても、同じように作る事が出来るというのも面白いことです。


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2022年10月24日

日記「コロコロポテト」


2022年10月24日(月曜日)

日記「コロコロポテト」

 田舎からジャガイモが届く知人から、私は立派な大きいのをお裾分けにあずかる。

 ある日、店頭には並ばない子芋が欲しいと言ってみると、「沢山あって処理に困っている」とのことだった。さっそく分けてもらい、我が家の食卓に新メニューとして登場するようになった。

 実に簡単である。子芋をよく洗って、芽は取り除く。水気を取って低温の油で10分揚げるだけ。パラっと塩を振って出来上がり! ほっかほっかで実に旨い。

 随分昔の話になるが、バザーの時に、ふと、田舎の余った子芋を思い出した。使い道を話すと、20キロくらいあっただろうか、快く分けて下さった。「どうせ処分するか、畑の肥やしだから」と言いながら。私は有難くいただいてきた。

 子芋は見事に「じゃがバター」に変身! バザーの担当者が串に刺して1本100円で販売すると飛ぶように売れた。
ある所には余った物でも、利用する価値を見つける目があれば、捨てられる子芋も生まれ変わって売り上げに協力出来るということを知った。

 この時の経験は、その後の私の発想にも大いに影響を与えていると思う。


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2022年10月22日

日記「信州から届いた林檎」

2022年 10月22日(土曜日)

  日記「信州から届いた林檎」

 今年も10月だけの信濃スイーツが届きました

 毎年朝もぎたての林檎を箱に詰めて送って下さる林檎農家の方の愛情溢れる林檎が食卓に上るともう秋なんですね。信濃スイーツの美味しい時期は短く、水分がたっぷりで毎年秋の一番の楽しみです。

 そういえば、9月は、柚子こしょう作り、10月は林檎、11月は島根県の西条柿、その後は、福岡の山川みかんと毎月新鮮な果物が届いてなんだか幸せです。

 西条柿は、松江に一人旅をしたおかげで知りました。しかも、松江では、「合わせ柿」といって、ビニール袋に柿を入れてドライアイスでしぶを抜くのです。初めて松江を訪れた時、あまりの美味しさにパクパク食べた印象が皆さん強く残ったらしく、その後に訪問すると、皆さんが持って来て下さいます。松江の西条柿のしぶ柿で今年も干し柿を作って秋の色を楽しみます。

 原田泰治さんの絵には、田舎の風景のひとこまに、家の軒先に干し柿が色づいて下がっているのを思い出します。

 一日1個の林檎は医者を遠ざけ、柿が色づくと医者が青くなるそうですから、昔から、冬に向けて、滋養のある果物を食べていたんですね。食欲の秋を楽しみましょう!
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